【特別支援教育の担当者にオススメの本 #04】「コグトレ」の本 

授業に使える本

みなさん、こんにちは。マーカー飛ばし読みでお馴染みのこのブログ。「本の紹介シリーズ」4回目です。

皆さん、お気づきになりましたか?表紙の写真ですが、1回目から徐々に増えてきています

そうなんです。今まで買ってきた本がまだ手元にあるので、紹介するごとに、表紙の写真に載せていました!

どのぐらいまで増えるのか、山積みになるかも…。楽しみにしていてくださいね。

今日も、まったりとお茶でも飲みながら、楽しんでいってくださいね。

今回は、前回の「発達障害」のところで出てきた、「コグトレ」について御紹介します。

コグトレは、「COGnitive occupational Training」の略称なのですね。

実際に私の手元にある本は、当時受け持っていた子どもたちに生かせる本しかもっておらず…

コグトレの本は、まだまだありますね。一例として、見ていってくださいね。

コグトレ 認知機能強化トレーニング 宮口幸治(著)

・B5版サイズ、プリントして使えるCD-ROM付きプリントは800題以上

・認知機能の強化を目的としたトレーニング。記憶、言語理解、注意、知覚、推論、判断といった要素が含まれた認知機能をトレーニングするための課題がたくさん載っています。

・例を挙げると、「最初とポン」「何が何番」「記号探し」「点つなぎ」「重なり図形」まだ多数。A4サイズ1枚で課題1つ。注意が散りやすい子どもたちにも飽きずに次々に挑戦させることができます。

・グループ対応と個別対応を同時進行して、4ヶ月、8ヶ月の経過を見ていくことになります。この1冊さえあればじっくり使えますね。

この内容は、WISC検査(知能検査)で聞かれるような認知問題と当然似ています。子どもたちの弱いところを、トレーニングしていく意味が分かりますね。

国語や算数とは違う課題なので、勉強に飽きてしまったとき、隙間時間にちゃちゃっと使えるプリント多数です!

認知作業トレーニング 宮口幸治・宮口英樹(著)

・B5サイズ、CDーROM付き

・このコグトレでは、不器用さのある子どもたちに対して、運動面からアプローチしています。協調運動などの運動例がたくさん掲載されています。

絵が多用されていて、文章は短めで分かりやすいです。ぱっと見て直感的に何を指導すればいいのか分かります

・例を挙げると、「バランス立ち」「みんなでキャッチ」「動きを言葉で表現」「模倣」など、これは体育や日常生活学習でも使えます。自立活動にもってこいです!

先生を辞めたのに、本を見ていたら、またやりたくなってしまいました!授業で即、生かせる指導が満載です。

1日5分!教室で使える 漢字コグトレ(小学3年生) 宮口幸治(著)

・B5サイズ、コピーして使えるワークシート152題掲載(CDーROMなし)。学年ごとに本がでています。

・漢字がいやだなあと思っているお子さんにも無理なくチャレンジできる課題がたくさんあります。

・例として、「漢字探し」「漢字数え」「漢字つなぎ」「かさなり漢字」「回転漢字」などなど。A4サイズ1枚で一つの課題なので、子どもの集中の度合いによって、枚数などを適宜変更できます。隙間時間にも活用できます。

こうやって漢字を学べたら、楽しかっただろうなと思います。漢字のドリルをひたすら書く宿題は、本当に嫌だったなあ(笑)

まとめ

2014年あたりから、私でも知ることができるぐらい広まった「コグトレ」。

子どもたちのニーズに応えるための資料が、たくさんありますので、先生方も臆することなくチャレンジできますね。

数ヶ月チャレンジして経過を見るもよし。もし、結果として(WISCなどの検査の数値が高まっていたら)子どもたちの弱さが軽減されたことになりますね。

先生方には十分伝わっていることですが、検査のためではなく、ぜひ子どもの認知機能強化に視点をあてて取り組んでみてくださいね。

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