こんにちは、たまきです。この記事は、蛍光マーカーのところだけを拾って読んでも分かるようにしています。
温かい飲み物でも用意して、読んでいってくださいね。
今回は、「教員を辞めたい」と誰にも言えないまま抱えているあなたへ。その理由と、抱え込み続けたときに起きることについてです。
「教員を辞めたいな」。教員をやっていると、誰もが一度は考えることだと思います。職員室でも教室でも笑っているのに、ふとした時間に、このままでいいのかと自分を責めてしまう。同僚にも家族にも、言えないんですよね。

「辞めたい」なんて言ったら、無責任だと思われそうで怖い…。このあとの生活も、やっていけるか心配だし。

分かります。まずは、自分の気持ちに気づけた自分をほめてくださいね。
30代後半から40代は、その孤独がいちばん深くなる時期です。20代なら「まだやり直せる」と言ってもらえます。50代後半なら「あと少しで楽になる」と踏ん張れます。ちょうど真ん中の世代だけが、誰かが休めば補教に回され、自分の教材研究も進まないまま…。ただ黙って耐える役を引き受けているのではないでしょうか。
この記事を書いているのは、実際に教員を辞めた元教員です。続けても心が辛い、辞めても不安。それが正直なところですよね。今回は、「なぜ言えないのか」と「言えないままだとどうなるのか」の2つに絞ってお伝えします。
- 本音を言えなくなる3つの理由
- 抱え込んだときに出るサイン
- いちばん怖い「選べなくなる」状態
- 今日からできる小さな一歩
教員を辞めたいと言えない理由

辞めたい気持ちそのものより、それを口に出せないことのほうが苦しいですよね。気持ちだけなら、自分の中で折り合いをつけられます。でも、言えない状態には逃げ場がありません。しかも教員という仕事は、弱音を吐きにくい構造を最初から抱えています。子どもの前では笑顔を求められ、保護者には毅然とした態度を期待され、同僚とは足並みをそろえる。その積み重ねが、本音を言う力を少しずつ削っていくのです。言えないのは、あなたが弱いからではありません。理由を3つに分けて整理しますね。
同僚に打ち明けられない「空気」
同僚に言えないいちばんの理由は、たくさんの目が、あなたを見ているというプレッシャーだと思います。
学校を移っても、業界そのものは変わりません。うわさは異動をまたいで、数年かけて追いかけてきます。だから「辞めたい」の一言は、同僚にとってはただの悩み相談ではなく、来年度の人事や校務分掌に関わる情報になってしまうのですよね。
家族に心配をかける怖さ
家族に言えないのは、反対されるからではありません。心配させたくないからです。
40代の教員は、家庭では支える側に回っていることがほとんどです。住宅ローン、子どもの進学、親の介護。自分が崩れたら誰が支えるのか、という前提で毎日が組み立てられています。
「仕事がつらい」と言った瞬間に、その前提が揺らいでしまいます。家族の顔色が変わるのが、見えてしまうのですよね。だから言葉を飲み込む。家族を守りたい気持ちが、そのまま口をふさぐ蓋になっているのです。
辞めた後の生活への不安
3つ目は、辞めた先の絵がまったく描けないという不安です。
教員は、新卒からずっと教員という人が大半です。転職市場を見た経験がありません。求人票の読み方も、自分の市場価値も知らない。知らないというのは、ただただ怖いものだと思います。
何より、口に出したら本当に辞めることになりそうで怖いのですよね。言葉にした瞬間、後戻りできなくなる気がする。だから「まだ言わなくていい」と自分に言い聞かせて、また一年が過ぎていきます。
言えないまま抱え込む危険性

黙って我慢することを、大人の対応だと考える人は多いと思います。たしかに、続けているうちに気持ちが落ち着く時期もありますよね。ただ、それがずっと続くと、心と体には少なからずダメージが出てきます。やっかいなのは、変化がゆっくりで、自分では気づけないことでしょうか。教室に立てているうちは大丈夫だと思い込んで、限界を越えてから事の重さを知る…。気づいたときには、選ぶ体力すら残っていない。これが、いちばん避けたい結末です。
心と体に出る「限界のサイン」
限界は、いきなり来るものではありません。必ず前触れがあります。
ひとつでも半年以上続いていたら、体はもう警告を出しています。
- 日曜夕方の動悸
- 理由のわからない涙
- 趣味への無関心
- 眠りの浅さ
- 増える飲酒量
私の場合は、日曜の夕方になると気持ちが不安定になりました。いわゆるサザエさん症候群ですね。当時は「みんなそうだろう」と片づけていました。振り返れば、あれが最初の警告だったのかなと思っています。
判断力が鈍っていく悪循環
毎日が忙しいと、自分の気持ちより先に、目の前の雑務に追われます。教材研究、調査依頼の報告、児童生徒指導、保護者への連絡…。疲れが慢性化してくると、まず奪われるのは判断力です。
眠りが浅くなり、考えられる幅がせまくなる。すると「辞める」という選択肢を考えること自体が面倒になって、目の前の仕事をこなすだけで一日が終わります。考える余力がないから現状維持を選び、現状維持だからまた疲れる。
この輪の中にいると、時間だけが静かに過ぎて、自分のことが後回しになっていくのですよね。
いちばん怖い「選べなくなる」状態
本当に怖いのは、辞められないことではありません。選べなくなることだと思っています。
転職活動には体力が要ります。職務経歴書を書いて、面接の準備をして、落ちても立て直す。心と体が削られきった状態では、そのどれもができません。
辞めるにせよ、続けるにせよ、決めるためには体力が必要です。だからこそ、まだ動ける今のうちに手を打っておく意味があると思うのです。
教員を辞めたいと言えない人へのまとめ

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
- 言えない理由は、職場と家庭の構造にある
- あなたが弱いから言えないのではない
- 抱え込むと、まず判断力が奪われる
- いちばん怖いのは、選ぶ体力を失うこと
この記事でお伝えしたかったのは、辞めて大丈夫、ということではありません。言えないまま何もしない時間を、これ以上増やさないでほしいということです。
そして、誰にも打ち明けないままでも、今日から始められる準備があります。次の記事では、40代だからこそぶつかる「3つの壁」と、誰にも言わずにできる準備をお伝えしますね。

準備をしてから「やっぱり続ける」を選んでもいいのです。それは我慢ではなく、あなたが選んだ道になりますから。
もし今、誰にも言えずにいるなら。この記事のコメント欄でも、お問い合わせフォームからでもかまいません。名前を出さずに、一言だけでも書いてみてくださいね。言葉にするだけで、頭の中は驚くほど整理されますよ。私も、最初はそこからでした!



コメント