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【失業保険なし】教員の退職後の手続き|ハローワークと国保・年金

失業保険なしでも4月は動けると伝える、教員の退職後の手続きのアイキャッチ画像 転職活動編

こんにちは、たまきです。この記事も、蛍光マーカーのところだけを拾い読みできるようにしています。

冷たい麦茶でも用意して、ひと息つきながら読んでくださいね。

今回は、3月末で退職したあと、4月に最初にやった手続きについてです。

退職したら、4月は何をすればいいんでしょう。失業保険はもらえるのかな…。

実は、公務員には失業保険がないんです。でも大丈夫。やることは「ハローワーク」と「市役所」の2か所にまとまっていますよ。

こんな不安はありませんか
  • 退職後に何から始めるかの迷い
  • 失業保険がもらえるのかという疑問
  • 健康保険と年金の切り替えの心配
  • 突然届く住民税の請求への不安

結論からお伝えすると、4月にやることは「ハローワークでの求職登録」と「市役所での保険・年金の手続き」の2つです。健康保険と年金は、退職日の翌日から14日以内が目安。4月の前半に動いておくと安心ですよ。

退職後の流れを、1枚の図にまとめました。私の体験をもとに、順番にお伝えしますね。

3月31日の退職から7月の再就職まで、ハローワークや市役所など教員が退職後にやる手続きの流れをイラストでまとめた図

4月からのハローワーク登録

4月からのハローワーク登録を紹介する見出し画像

4月に入って、私がまず向かったのはハローワークでした。「公務員は失業保険がないのに、行く意味があるの?」と思うかもしれませんね。でも、ハローワークは求人を探すだけでなく、仕事の相談もできる場所です。そして、失業保険がもらえなくても、求職登録はだれでもできるのです。教員以外の仕事を探すのが初めてなら、なおさら心強い味方になります。ここでは、登録の流れと持ち物、窓口で相談できることをお伝えしますね。

求職登録の流れ

求職登録は、「求職申込み」をして、職員さんと話すところから始まります。流れは、次の4つです。

  1. ネットで仮登録
  2. 窓口で求職申込み
  3. 職員さんとの面談
  4. 「ハローワーク受付票」の受け取り

先に「ハローワークインターネットサービス」で仮登録しておくと、窓口で書く量がぐっと減りますよ。ネットだけで登録を終えることもできます。ただ、紹介状が必要な求人に応募するなら、一度は窓口に行っておくのがおすすめです。

持ち物と事前の準備

求職登録だけなら、特別な書類はほとんどいりません。次のものがあれば十分です。

  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 勤務した学校と年数のメモ
  • 資格と免許の一覧
  • 希望の職種・勤務地・給料の目安

教員の職歴は、勤務した学校が年ごとに並びます。学校名と在籍した年を先に書き出しておくと、申込書がすらすら書けますよ。在職中に経験を棚卸ししておいた人は、そのメモがそのまま役に立つと思います。

窓口で相談できること

ハローワークの窓口では、求人の紹介以外にも転職に関するさまざまな相談ができます。

  • 求人の紹介と紹介状の発行
  • 応募書類や面接の相談
  • 職業訓練(ハロートレーニング)の案内

私が窓口で経歴を話したとき、職員さんから言われたのは「もったいない」という言葉でした。そして、こう続いたのです。

でも、必ず次につながりますよ。

数年たった今でも、この言葉は忘れられません。辞めたばかりのころにかけてもらった言葉は、それだけ心に残るものなのですよね。

職業訓練には、雇用保険を受け取れない人向けの「求職者支援訓練」もあります。条件があるので、気になる方は窓口で聞いてみてくださいね。

失業保険がもらえない公務員

失業保険がもらえない公務員について解説する見出し画像

会社員なら、退職後は失業保険(雇用保険の基本手当)を受け取りながら転職活動をするのが一般的です。ところが、教員を含む公務員には、原則として失業保険がありません。知らずに4月を迎えると、「入ると思っていたお金がない」とあわててしまいますよね。退職を決めたら、早めに知っておきたい大切なポイントです。ここでは、その理由と退職手当のこと、そして収入のない期間の乗り切り方をお伝えします。

公務員に失業保険がない理由

理由は、公務員が雇用保険に入っていないからです。教員時代の給与明細にも、「雇用保険料」の欄はなかったと思います。

会社員教員(公務員)
雇用保険加入加入なし
失業保険あり原則なし
退職金会社による退職手当あり
ハローワーク利用できる利用できる

公務員は、法律で身分が守られていて失業の心配が少ないため、雇用保険の対象外になっているのです。同じ理由で、雇用保険の加入が条件の「教育訓練給付金」も、教員だけを続けてきた人は原則使えません

退職手当と失業者の退職手当

そのかわりにあるのが、退職手当(退職金)です。勤続年数が長いほど多くなるため、40代で辞める先生にとっては大きな支えになりますね。

また、「失業者の退職手当」という制度もあります。退職手当が失業保険の額より少ないときに、その差を補うしくみです。ただし、勤続年数が短い人向けの制度なので、長く勤めた先生はほとんど対象になりません。自分が当てはまるか気になるときは、学校の事務室に確認してみてくださいね。

無給の3か月は生活防衛費で

私は、再就職の時期を7月に決めていました。つまり、4月から6月までの3か月は収入がゼロです。そこで在職中から、この3か月を乗り切る「生活防衛費(もしものための生活費)」をためておきました。

見積もるときは、毎月の生活費だけでは足りません。教員時代は給料から引かれていたものを、自分で払うようになるからです。

無給期間に見積もっておくもの
  • 毎月の生活費
  • 国民健康保険料
  • 国民年金保険料
  • 6月から届く住民税

お金の見通しが立っていたおかげで、焦らずに、納得のいく転職先を選ぶことができました。収入のない期間は、先に数字で見ておくと怖くなくなりますよ。

市役所での国保と年金の手続き

市役所での国民健康保険と年金の手続きを解説する見出し画像

ハローワークと並んで大切なのが、市役所での手続きです。教員時代は、健康保険も年金も共済組合に入っていて、保険料は給料から自動で引かれていました。退職すると、健康保険と年金は、退職日の翌日から14日以内に自分で切り替える必要があります。私は市役所で国民健康保険と国民年金の手続きをし、あわせて住民税のことも確認しました。3つとも同じ建物の中でできるので、1日で回るのがおすすめです。

国民健康保険の申し込み

退職後の健康保険は、3つの中から選ぶことになります。期限がそれぞれ違うので、先に比べておくと安心ですよ。

選び方手続きの場所と期限ポイント
国民健康保険市役所/退職日の翌日から14日以内保険料は前の年の所得で決まる
共済組合の任意継続共済組合/退職日から20日以内最長2年。期限をすぎると入れない
家族の扶養家族の勤務先/早めに年収などの条件がある

私は、任意継続ではなく国民健康保険を選びました。理由は、次の2つです。

  • 半年以内に会社の健康保険へ入る予定
  • 次の職場を学校に知られることへの遠慮

再就職先の健康保険は、学校の「共済」とは違う「協会けんぽ」というところでした。恥ずかしながら当時は、「けんぽってなに?かわいい名前だなあ」と思ったくらい無知だったのです。分からないことだらけでも大丈夫。知らないのは、あなただけではありませんよ。

国民健康保険の手続きの持ち物は、共済組合の「資格喪失証明書」と本人確認書類、マイナンバーが分かるものです。保険料は前の年の収入で決まるため、1年目は高くなりやすいことも覚えておいてください。窓口で試算してもらい、任意継続と比べてから決めてくださいね。

住民税の払い方の変化

住民税は、前の年の収入をもとに、6月から1年かけて払う税金です。そのため、無職になっても、教員時代の収入をもとにした住民税が届きます。3月末に退職した場合は、次のように変わります。

  • 4〜5月分:3月の給料や退職手当から一括で天引き
  • 6月以降:市役所から納付書が届き、年4回で支払い
  • 再就職後:新しい職場の天引きに切り替えも可能

6月に届く納付書は1年分なので、金額も大きめ。「こんなに?」と驚かないよう、生活防衛費に住民税の分も入れておくと安心ですね。

国民年金の手続き

教員時代は、共済組合を通して年金に入っていました。退職後は、国民年金の「第1号被保険者」への切り替えが必要です。国民健康保険と同じく、退職日の翌日から14日以内に市役所で手続きします。保険料は、2026年度で月17,920円です。

  • 基礎年金番号が分かるもの
  • 退職日が分かる書類(退職辞令の写しなど)
  • 本人確認書類

会社員や公務員の配偶者の扶養に入る場合は、配偶者の勤務先で手続きをします。また、収入がなくて払うのが難しいときは、退職を理由にした「特例免除」を申請できることがあります。公務員だった人は、退職辞令の写しで申請できますよ。困ったときは、ひとりで抱えずに窓口で相談してみてくださいね。

教員の退職後の手続きのまとめ

教員の退職後の手続きのまとめの見出し画像
この記事の振り返り
  • 4月はハローワークと市役所の2か所
  • 求職登録は公務員でも可能
  • 教員に失業保険は原則なし
  • 無給の期間は生活防衛費で
  • 国保と年金は退職翌日から14日以内
  • 任意継続は退職日から20日以内
  • 住民税は6月から納付書で

退職後の手続きは、名前だけ聞くと難しそうに感じますよね。でも、行く場所は「ハローワーク」と「市役所」の2か所だけです。やることが分かれば、4月はきっと怖くありません。

今夜できることがひとつあります。4月から6月までに必要なお金を、紙に書き出してみることです。生活費に保険料と住民税を足してみると、準備しておく金額が見えてきますよ。退職までの流れは、こちらの記事にまとめています。

【元教員の決意】教員退職の流れ|3月まで子ども優先、転職は4月から
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次回は、失業保険や住民税など、退職後に出てくるお金の言葉をやさしく解説する予定です。不安なことがあれば、コメント欄やお問い合わせフォームから、一言だけでも送ってくださいね。あなたは一人じゃありません。一緒に考えていきましょう。

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