こんにちは、たまきです。この記事も、蛍光マーカーのところだけを拾い読みできるようにしています。
お茶でも飲みながら、のんびり見ていってくださいね。
今回は、辞めたい気持ちを書き出したあとの話です。書く場所と保管の工夫、読み返し方、そして続かないときの対処をお伝えします。

書いてはみたのですが…。家族に見つかりそうで、本音が書けませんでした。

それなら、置き場所を先に決めてしまいましょう。捨てる前提で書くほうが、正直に書けることもありますよ。
前回は、気持ちを書き出す5つの手順をお伝えしました。今回はその続きです。書きっぱなしにしないだけで、見える景色が変わります。
- スマホではなく紙を選ぶ理由
- 見つからない保管の工夫
- 翌朝に読み返すと分かること
- 書けない日の代わりの一言
紙に書き出す前に用意するもの

用意するものは、驚くほど少なくて済みます。特別なノートも、書き方の本も必要ありません。むしろ形から入ろうとすると、道具をそろえた時点で満足してしまいますよね。大事なのは、今夜のうちに1行目を書けるかどうかです。立派なノートより、今日ある裏紙のほうが役に立ちます。そのうえで、続けるために押さえておきたい点を3つお伝えしますね。
スマホではなく紙を選ぶ理由
メモアプリでもできそうに思えますが、最初の1回は紙をおすすめします。
理由は2つあります。ひとつは、通知が入らないこと。書いている途中で連絡が届けば、そこで気持ちは切れてしまいます。もうひとつは、手で書くほうが速度が落ちること。速く打てるスマホは頭の回転をそのまま写しますが、手書きは一語ずつ考える時間が生まれます。
それに、紙なら破って捨てられます。データとして残らないという安心感は、本音を書くときに効いてくると思いますよ。
15分の確保と場所選び
必要な時間は15分です。それ以上は、かえって続きません。
- 時間は15分だけ
- 家族が寝たあとの食卓
- 週末の朝のカフェ
- 車の中の10分
- 誰にも見られない場所
私は車の中で書いていました。家では家族の気配が気になりますし、職場では言うまでもありません。駐車場に停めた車の運転席が、当時いちばん安全な場所でした。
見られない保管の工夫
保管場所を先に決めておくと、遠慮なく本音を書けます。
おすすめは、封筒に入れて日付だけ書き、自分しか開けない場所にしまう方法です。職場の書類ケースや、家族と共有している棚は避けてくださいね。読み返す予定がないなら、書いた直後に処分してしまってもかまいませんよ。
書き出した紙の読み返し方

書いて終わりにしても効果はありますが、読み返すと見える景色が変わります。書いた直後は感情の中にいますから、判断には向きません。時間を置いてから読むと、同じ文章が別人の相談のように見えてくるのですよね。読み返しは、書いた自分を評価する時間ではありません。いつ読むかで、見えるものが変わります。3つの目安をお伝えしますね。
翌朝に読み返す理由
読み返すタイミングは、書いた翌朝がおすすめです。
夜に書いた文章は、たいてい実際より暗く書かれています。疲れと不安が、そのまま乗るからですね。ところが朝に読むと「思ったほどではないな」と感じる部分と、「やはりここは無理だ」と変わらない部分に分かれます。この差こそが、あなたの本音の輪郭です。
朝になっても消えない項目は、疲れのせいではありません。
3回出てきた言葉に印
数回ぶんの紙がたまったら、繰り返し出てくる言葉を探してみてください。
3回以上出てくる言葉が、あなたの中心にある課題です。「時間がない」なのか、「わかってもらえない」なのか、「子どもに向き合えない」なのか。人によって、まったく違いますよ。
- 本当の限界の場所
- 転職先を選ぶ基準
- 次の職場で避けたい条件
- 相談するときに伝える一言
月1回の見直しと保管
毎日読み返す必要はありません。月に1回で十分です。
月末に封筒を開いて、前の月と何が変わったかを眺めるだけ。いわば「自分の定期健診」ですね。状況がよくなっていれば、それも記録として残ります。同じことを半年書き続けているなら、環境そのものが変わっていない証拠でしょうね。
この積み重ねは、あとで職務経歴書を書くときにも効いてきます。何が大変だったか、何を大事にしてきたかが、そのまま志望動機の材料になりますから。
書き出しが続かないときの対処

正直に言いますと、私も毎日は書けませんでした。書けない週のほうが多かったくらいです。それでも意味はありました。続けることが目的ではなく、必要なときに戻れる場所があることが目的だからです。書けない日があっても、失敗ではありません。よくあるつまずきを3つ挙げて、それぞれの対処をお伝えしますね。
何も出てこない日の対処
何も浮かばない日は、質問に答える形に切り替えてください。白紙から書くより、問いに答えるほうがずっと簡単ですよ。
- 今日いちばん嫌だった時間
- 今日ほっとした瞬間
- 明日いちばん気が重いこと
- 1年後にどうなっていたいか
- いま誰かに言えるなら何を言うか
どれか1つに、一言だけ答えれば、その日は終わりでかまいません。
涙が出てきたときの止めどき
書いている途中で涙が出てきたら、その日はそこで終わりにしてくださいね。
ふたをしてきた気持ちに触れると、体が先に反応することがあります。それ自体は自然なことですが、無理に掘り下げると翌日に響きます。ペンを置いて、温かいものを飲んで、その日は寝てしまいましょう。
眠れない日が続く、食事がとれない、朝に体が動かない。そんな状態があるなら、書き出しよりも先に医療機関や相談窓口を頼ってくださいね。心療内科や、自治体の職員向け相談窓口が使えます。
書けない日の代わりの一言
どうしても書く気力がない日は、日付と天気と点数だけを書く方法があります。
「9月7日 くもり 今日は30点」。これで十分です。数字だけでも並べておくと、あとで見返したときに、自分の調子の波が一目で分かりますよ。点数の低い日が続いた時期こそ、本当にきつかった時期です。
書き出した紙の使い方まとめ

- 最初の1回は、スマホより紙
- 保管場所を先に決めると、本音が書ける
- 翌朝に読むと、本音の輪郭が見える
- 3回出てきた言葉が、あなたの課題
- 書けない日は、日付と点数だけでいい
書き出しは、辞めるための作業ではありません。自分が何を抱えているのかを、目に見える形にする作業です。
続けても続かなくても、大丈夫ですよ。半年後にまた開けばいいのです。私も、そうやって一年以上かけて決めました。
もし、書いてみて苦しくなったら。コメント欄でも、お問い合わせフォームからでもかまいません。名前を出さずに、一言だけでも書いてみてくださいね。一人じゃありません。一緒に考えていきましょう。



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