こんにちは、たまきです。この記事は、蛍光マーカーのところだけを拾って読んでも分かるようにしています。
紅茶でも入れて、肩の力を抜いて読んでくださいね。
今回は、「教員を辞めたい」という気持ちを、誰にも言わずに紙へ書き出す方法についてです。
その気持ちを誰にも言えないまま、頭の中だけで何度も何度も同じ考えを繰り返していませんか。夜中にスマホで求人を眺めては閉じて、朝になればまた教室に立つ。私も辞める前の年は、このようなことを繰り返していました。

書き出すといい、ってよく聞くけど…。書いたところで、何かが変わるんでしょうか。

現在の状況がすぐに変わることは、残念ながらありません・・・。しかし、何に困っているのかが見えるようになります。それだけで、ずいぶん楽になりました。
あのぐるぐるが止まったきっかけは、転職サイトへの登録でも、誰かへの相談でもありませんでした。気負わなくてすむように、家にあったノートに、思っていることを全部書き出したことです。書いた紙は、いまも誰にも見せていません(笑)。それでも翌朝には、頭の中がずいぶん静かになっていました。
この記事で紹介するのは、今夜からひとりで始められる方法です。お金もかかりませんし、退職を決めてしまう必要もありません。
- 書き出すと楽になる理由
- 気持ちを書き出す5つの手順
- 15分で終わらせるコツ
- 明日できる一歩の決め方
教員を辞めたい気持ちを書き出す理由

頭の中だけで考えていると、悩みは何倍にもふくらみます。同じ場面を何度も再生して、そのたびに疲れていく…。書き出すという作業は、その再生を一度止めて、外に置く行為(パソコンで言うところの、外部ハードディスクに書き出しておく、という操作に似ていますね!頭の中にワークスペースを作ります。ジャーナリングにも似ています)です。特別な文章力は要りません。誰かに見せるものでもありません。ただ、頭の中にあるものを紙の上に移すだけです。悩みは、頭の中にある限り大きくなり続けます。なぜ紙に出すと楽になるのか、3つに分けてお伝えしますね。
頭の中がぐるぐるする仕組み
考えが止まらないのは、あなたの心が弱いからではありません。脳が「まだ終わっていない用事」を覚え続けようとしているからだと思います。
買い物メモを書いた瞬間に、中身を忘れられるのと同じですね。脳は、記録された情報を手放します。逆に、記録されていない心配ごとは「忘れるな」と何度も呼び出される。辞めたい気持ちが夜中に浮かんでくるのは、そのためなのですよね。
事実と感情が分かれる効果
いちばんの効果は、事実と感情が別々のものとして見えることでしょうか。
頭の中では「学校での業務量の多さ」と「私は教員に向いていない」が、ひとつづきの塊(かたまり)になっています。ところが紙の上に並べると、前者は起きた出来事、後者は自分の解釈だと、はっきり分かります。かたまりのままでは手がつけられませんが、分ければ仕分けられるのですよね。
誰にも言わずにできる安全さ
紙への書き出しには、相談相手が要りません。ここが最大の利点です。
同僚に話せば人事の情報になりますし、家族に話せば心配をかけます。転職エージェントに連絡するのは、まだちょっと気が重い・・・。その点、紙はあなたを評価もしませんし、誰にも報告しません。
私が最初の一歩に紙を選んだのも、後戻りできる方法だったからです。書いたあとで「やっぱり続けよう」と思ってもいい。それなら始められると感じました。
気持ちを書き出す5つの手順

ここからが本題です。私が実際にやっていた手順を、そのままの順番で紹介しますね。用意するものは、紙とペンだけ。1から5まで通しても15分ほどです。全部を一度にやる必要はありません。今夜は手順1だけでも十分ですよ。きれいに書こうとした瞬間に、手は止まります。誤字も、まとまりのなさも、途中で終わることも、すべて想定内だと思って進めてくださいね。
手順1 とにかく全部吐き出す
最初の10分は、頭に浮かんだことを順不同で書き出します。「もう無理」「来年度の校務分掌の多さが決まるのが怖い」。単語でも、途中で切れた文でもかまいません。手が止まったら「書くことがない」と書いてください。
手順2 事実と感情の色分け
次に、書いたものを2種類に分けます。実際に起きた出来事か、自分が感じたことか。事実には丸、感情には波線、と決めておくと見返しやすくなりますよ。
- 事実:研究授業の担当になってしまった
- 感情:部活も、校務分掌も多い。自分ばかり背負ってしまう
- 事実:退勤時刻が毎日20時を過ぎた
- 感情:このままでは体がもたない
やってみると、感情のほうが圧倒的に多いことに気づく方がほとんどです。それが悪いのではありません。感情の量は、あなたがどれだけ耐えてきたかの記録でもあります。
手順3 辞めたい理由の絞り込み
3つ目は、書き出したものから「これがなくなれば続けられる」と思える理由を3つだけ選ぶ作業です。全部が理由に思えますよね。それでもあえて3つに絞ると、自分が本当に限界を感じている場所がはっきりします。ある人は業務量、ある人は特定の人間関係、ある人は自分の価値観とのずれ・違いでした。
私の場合、3つのうち2つは異動で変わる可能性のあるものでした。しかし、残る1つが、どこへ行っても変わらない種類のもの!そこで初めて、辞めてみたらどうなるかな・・・という道を、こっそり探ってみよう!と考えたのです。
手順4 変えられることの仕分け
絞り込んだ3つを、さらに2つの箱に仕分けます。自分の行動で変えられるものと、変えられないものです。校務分掌の担当や書類の作り方は、変えられる側に入るかもしれません。一方、制度そのものや管理職の考え方、自分の価値観とのずれ、は変えられない側でしょう。

変えられない箱ばかりになってしまいました…。やっぱり辞めるしかないということでしょうか。

今すぐ決めなくて大丈夫ですよ。「環境を変える選択肢をもっておく理由がある」と分かっただけで、大きな一歩です。
手順5 明日できる一歩の言語化
最後に、明日できる小さな行動を1つだけ書きます。ここが5つの手順で、いちばん大切なところです。
「転職する」ではなく「求人サイトを1つ開いてみる」。「相談する」ではなく「相談先の候補を紙に3つ書く」。5分で終わる大きさまで、小さく刻むんでみましょう。
大きな決断は、小さな行動の先にしか来ません。私が最初に書いた一歩は「退職金の計算方法を検索する」でした。そこから実際に辞めるまでには、まだまだ時間がかかっています。
教員を辞めたい気持ちの書き出しまとめ

- ぐるぐるするのは、脳が覚え続けているから
- 紙に出すと、事実と感情が分かれる
- 手順は5つ、時間は15分だけ
- 最後は「5分で終わる一歩」で締める
今夜、紙を1枚とペンを1本、用意してみませんか。きれいに書かなくていいのです。裏紙でもかまいません。
次の記事では、書く場所と保管の工夫、書いた紙の読み返し方、そして続かないときの対処をお伝えします。実は私も、毎日は書けませんでしたから…。
書いてみて、うまくいかなかったところがあったら、コメント欄やお問い合わせフォームで教えてくださいね。一緒に考えていきましょう。



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